人材支援を行っているエッセンス(株)主催のセミナーで、パネルディスカッションのパネラーとして参加させていただいた。

セミナーの協賛はKDDI総研さんで、KDDI総研が発行した「人生100年時代の働き方戦略」というレポートがセミナーのテーマになっている。

このレポート作成に、インタビューを受ける形で協力させていただいたのが、今回のセミナーに参加させていただくきっかけだ。

パネル討論の主題は、人生が長くなると60才定年は実情に合わない。なので、ミドルやシニアは60才以降も働き続けるために、自身の価値を最大限に生かした働き方をするべきだが、制度面、企業側と、そして個人としてそのような時代に向けてどう対応すべきか、というテーマだ。

19時から21時半までの夜のセミナーに、人事系やその他、様々な職種の人たち30人超が集まっていた。

私は、政府や企業側の制度構築を待っていてもだめだ。基本的には個人が強くなることが大切で、所属する企業の外を見続けて、自分のやりたいこと、自分の出来ること、そして、それによって自分にメリットのあることがそれぞれ何であって、それら3つが近づくことが一番いいことなので、それを考え続けることの必要性をお話しした。

私自身は、58才と半年のとき、延長していた役職定年を言い渡されたときに、そこでスイッチを切り替えた。やはり役員にはなれなかったか、ということで、残りの1年半を起業の準備に充てた。

すぐに退職するという選択肢もあったが、まあ、これまで貢献してきた分、給与をもらいながら準備させてもらうくらいいいだろと、自分に言い聞かせて仕事はそこそこで起業準備に労力をつかわせてもらった。

具体的には、週末起業で、Web制作の勉強をしたり、Webマーケティングやファイナンスの勉強をしながら、Web通信教育、Webでの物販などをやってみた。決して儲からなかったが、しかし、起業するためのノウハウは溜めることが出来たので、定年退職の3か月前に会社を設立して今に至っている。

KDDI総研のレポートの中で、私のことが、キャリアチェンジを成功させた人という形で紹介されている。自分としては「成功」なのかどうかはわからないが、今もチャレンジし続けているつもりだ。

定年退職前に所属企業で、「おっさん再生プログラム」というのを提案し実行のスキームを作って動き出したところで時間切れとなった。

50歳代のベテラン社員を、企業内以外で活躍する場を起業外で作っていく制度で、人事は退職勧奨と捉えられるという理由で後ろ向きだったが、多くの事業部門トップを説得して、出来る体制を作り、一部動き出したが、私の意志を継ぐ人間(継げる人間)はいなかった。

私の「2年目の決断」は、個人レベルで技術者を支援する事業を始めることだが、そこにシニアの知識を活用するしくみも考えている。

シニアを活性化する市場と、シニアの持っている暗黙知を、若い人に伝承する強い流れを創りたいと思っている。

 

 

 

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