フューチャーシップが提供するエンジニア向けの企業研修のご案内です。

様々な経営課題でお悩みと同時に、若手育成、次世代リーダーの育成も必要であることはわかっていても、なかなか手をかけられない、ということはありませんか?

経営課題の解決を目指す仕事と、次世代リーダー育成を両立させる方法があります。

座学で知識だけを詰め込むのではなく、OJTとして経営課題に関連するテーマを進めながら、将来の経営幹部へ成長させていくのが弊社の企業研修の特徴です。

フューチャーシップ研修の狙い

これまでの企業支援実績から、フューチャーシップが考える中小製造業、ものづくり企業が抱える課題は以下のようなものと考えています。

  1. 良い技術、良い製品をもっているが、そこから事業を拡げられない
  2. 日々の仕事に忙殺されていて、組織改革や新しい取り組みに時間が取れない
  3. ベテランに負荷が集中し、若手へのノウハウ継承が出来ていない
  4. 次世代リーダー候補、幹部候補が見当たらない
  5. 人材育成や課題解決のノウハウがない

いかがですか?

3つ以上の項目に当てはまるようであれば、ちょっと危険信号かもしれませんね。

フューチャーシップの人材育成は、多くの中小製造業の経営者が抱える課題を解決できるようにプログラムされています。

技術者視点で経営を見る

フューチャーシップの特徴は、ものづくり企業で最も重要な製品開発に軸足を置いていることです。

トヨタの組織力について深く研究し、リーン生産方式やリーン製品開発手法などの本質を深く理解し、研修内容にもトヨタから学んだエッセンスをたくさん取り入れています。

トヨタからの学びで最も大きいのは、「技術者視点で経営を見る」ということです。

ものづくり企業にとって経営と技術は切っても切り離せません。

経営課題の解決と、技術を活かして経営基盤を確立することを両立させるために戦略思考を鍛えることを研修プログラムに加えています。

間違った戦略がはびこるなか、正しい戦略の考え方を伝え、戦略を立てるフレームワークとしてTOC(制約理論)を活用します。

自分で考えて自分で切り開く、というのはトヨタのリーン生産方式の基本理念でもあると思っています。

常に経営課題解決を頭に置きながら、現場を一歩ずつ確実に改革していく手順や重要な考え方を身に付けることを狙いとしています。

 

スーパージェネラリストのリーダーを育成

世の中では、これからはジョブ型人材、ジョブ型採用を進める話が盛んにされています。

変化の激しい時代、特に大企業ではそのときどきに必要な専門性を極めた人材を採用することで、経営のスピードアップが図れるのかもしれませんが、中小企業では必要なことは何でもすぐに取り入れて実行できるスーパージェネラリストの方が必要なのだと思います。

スーパージェネラリストの模範となるのは、トヨタのチーフエンジニア(主査)です。

トヨタのチーフエンジニアは、技術者であり開発チームのリーダーであり、かつ一つの製品に対して、企画、設計、生産、購買、営業、サービスまですべてのバリューチェーンに責任を持つまさにスーパーマンです。

こんなスーパーマンは一朝一夕には出来ませんが、少なくともエンジニアであっても、むしろエンジニアから経営を理解できる人材を育てるべきと考えています。

フューチャーシップの研修に含まれるのは、マーケティング理論、戦略論、TOC(制約理論)、品質管理、営業戦略、技術経営論などの経営理論と、リーン生産、リーン製品開発などを使った経営改革事例、企業研究などです。

一つ一つの理論と成果というよりは、部分最適でなくどうやって全体最適で経営課題を解決するかという考え方を学んで、実践できるレベルになっていただきます。

 

 

研修プログラムの組み立て

フューチャーシップが提供するエンジニア向け企業研修は、弊社のもつ研修プログラム要素群から、顧客企業の状況、ご希望に応じて自由に組み立てることが出来ます。

受講者の知識レベルや素質なども見ながら、目指すべきゴール、許される期間などの制約条件を考慮して、研修プログラムをご提案させていただきます。

研修プログラム要素(抜粋)

 

TOC(制約理論)

物理学者であるエリヤフ・ゴールドラット博士が開発した問題解決のための問題解決フレームワークであり、かつ思考プロセスで、何を変えるか?(現状分析)→何に変えるか?(ゴール設定)→どうやって変えるか?(施策)という手順を守りながら、言われてみれば当たり前だが、見落としがちな落とし穴にはまることなく、大事なことを実直に積み上げて正しい戦略に結びつける手法です。

参考記事:TOC(制約の理論)とは ~製品開発組織に適用する方法

本質思考・ロジカルシンキング

組織問題、世の中の様々な事柄は、因果関係で繋がっています。また人の思い込みは正しい思考の邪魔になります。思い込みを排除し、因果関係を解きほぐすことが、ものごとの本質を正しく読み取る秘訣であり、この本質思考力は言い換えるとロジカルシンキングそのものになります。

ロジカルシンキングを鍛え、本質思考を強化するトレーニング方法があります。

リーン製品開発実践

トヨタが実践している開発方式をアメリカの学者が体系化してまとめた「リーン製品開発方式」から、組織力を結集して顧客が求める製品を短期間に高品質で開発するための開発プロセス、組織力の作り方を学びます。

参考記事:トヨタ式リーン製品開発とは

品質保証

1970年~80年代に、日本製品が世界を席巻することになったのは、TQC(総合品質管理)手法を多くの日本企業が学んで取り入れたからと言われています。

TQCの基礎を学び、また品質工学としてタグチメソッドやシックスシグマなど、品質を高めることの本質を学びます。

マーケティング理論

マーケティングの神様と言われるフィリップ・コトラーは、市場環境の急激な変化によってマーケティングは進化していると述べていて、マーケティングの進化を1.0、2.0、3.0、4.0のように表現しています。

マーケティングの進化とその背景を学び、さらに最新マーケティングとして普及が始まっているジョブ理論を現場で活用できるように演習で体得します。

参考記事:ジョブ理論とマーケティング思考セミナー

戦略立案

戦略とはそもそも何か?と聞いてみると、実に様々な答えが返ってきます。高い目標を掲げることが戦略という間違い、一つひとつの課題に対策を打っていくという愚策など、正しい戦略とは程遠い現実がある中で、しっかりと正しい戦略を理解いただき、良い戦略を立てるための正しい分析手法、3C分析、SWOT分析などを学びます。

参考記事:戦略立案スキル強化セミナー

技術経営

技術経営(MOT)は、製造業における経営学と言ってもいいと思います。

製造業が、技術・製品の視点から長期的な付加価値創造を継続的に行って最大化していくための方法論でもあります。

コア技術戦略の内容や成功企業の事例、イノベーションの本質などを理解していきます。

 

研修プログラムの構成例

研修プログラムは、上記の要素群を組み合わせ、研修の目的に合わせて構成することが出来ます。

以下、4つほど目的別の研修プログラム例を挙げておきます。詳細はリンク先をご参照ください。

 

 

 

 

講師紹介

フューチャーシップ(株)代表

(株)リコー WS開発本部副本部長、ジェイビルジャパン(株)技術部門ディレクターなどを歴任

国内、海外の製造業でマーケティング、製品開発の現場責任者として多くの製品事業を成功に導く

トヨタのリーン製品開発手法などの研究者として著書「製品開発組織の常識をぶち壊せ!」などがある

料金体系

研修内容、頻度、継続利用などにより別途お見積りさせていただきます。

詳しくはお問い合わせください。

また、中小企業向けの補助金なども条件によって使えますので、必要に応じてご相談ください。

 

 

 

 

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