研修コース例 ~製品開発革新の実践研修

 

 

トヨタの製品開発手法は、リーン製品開発と言われています。

トヨタの真似をするのではなく、トヨタの開発手法を学ぶことで組織力の強さの秘訣、良い製品を生み出し続ける本質的な理由・背景を読み、自社に取り入れることで大きな経営改革に繋げていくことができます。

自社の現状を客観的に捉え、課題を整理し、戦略的なアプローチで経営と一体となって製品開発革新を行っていくための研修です。

 

 

製品開発革新の実践研修のご案内

研修の目的

ものづくり企業にとって、製品開発の強さは経営に対するインパクトが非常に大きいと言えます。

自社のコア技術を核にして、顧客価値を向上しつづけるための独自の開発システムについて受講者に深く考察していただくことが目的の一つです。

そのために、世界のベストプラクティスの代表としてトヨタのリーン製品開発手法を学び、トヨタの強みはどこから来ているのかを理解します。

そしてリーン製品開発手法の形をそのまま真似るのではなく、自社の課題を深掘りして、目指す姿を明確に描いた上で、そのギャップを埋めるための要素をリーン製品開発手法から取り入れるという手順で、開発革新を進める戦略を立てていきます。

研修ではさらに、顧客価値向上について深い理解をするために、マーケティング思考を取り入れられるようにジョブ理論を学びます。

同じように、どうやって自社のシステムにジョブ理論の考え方を取り入れられるかを考えていきます。

受講対象者

若手エンジニアで、自社の開発プロセスや体制を少しでも良くしたいという前向きな気持ちを持っている人。

企画部門、戦略部門などから参加していただくのも良いと思います。

この研修で学べること

この研修を通して学べることは以下のようなことになります。

  • リーン製品開発手法
  • マーケティング理論
  • ジョブ理論によるイノベーションの起こし方
  • 戦略思考
  • 組織改革の実践法

 

 

研修内容

研修は、1回あたり4時間で6回を予定。

最終回には上層部も参加いただき、メンバーからの製品開発革新に関する提案を聞いていただきます。

第1日 トヨタのリーン製品開発概論

  1. リーン製品開発の歴史的背景
  2. チーフエンジニア制度
  3. セットベース開発
  4. A3報告書
  5. 考察:リーン製品開発の本質的意義

第2日 マーケティング理論

  1. マーケティングの進化
  2. 経営課題に直結するマーケティング思考
  3. ジョブ理論とは
  4. ジョブ理論のフレームワーク
  5. 演習:ジョブ理論によるイノベーション

第3日 知識ベース開発の考え方

  1. セットベース開発とA3報告書の狙い
  2. 知識を生み出し、再利用する開発システム
  3. 自社の知識利用の問題点
  4. 本物のナレッジマネージメントの理解

第4日 戦略的アプローチで組織改革

  1. 戦略とは?
  2. 戦略的なアプローチでの組織改革やり方
  3. 自社のポジショニング
  4. 自社の目指すべき開発システム

第5日 自社の現状を正しく把握し戦略に落とす

  1. 自社の現状分析
  2. 戦略と3C、SWOT分析
  3. ポジショニングの取り方
  4. 実習:現状と目指すべき姿のギャップを埋める戦略立案

※ 戦略立案は持ち帰り課題とします。

第6日 製品開発革新のまとめ

  1. 戦略の発表
  2. 意見交換
  3. 解説:実行可能な開発革新とは?
  4. 今後の進め方

 

※ 上記研修内容は一例を示したもので、各企業や受講者の状況によりアレンジは可能です。

 

 

講師紹介

フューチャーシップ(株)代表

   賀 門 宏 一

 

 

 

 

投稿者プロフィール

賀門 宏一製品開発革新のプロパートナー
フューチャーシップ(株) 代表取締役
技術者のキャリアアップ請負人。日米複数の製造業で製品開発現場30年以上の経験、エンジニア育成の経験をもとに、エンジニアの活性化を通して日本企業の再生を目指し奔走中。
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