同一企業に長期在籍で得られないもの
すべての会社、あるいはすべての人に当てはまらないかもしれませんが、多くの人が感じている、今の会社ではできないことを挙げてみます。
- 新しいことにチャレンジする時間やチャンス
- 自分で考えたアイデアを実現すること
- 他の会社で起こっていることを正確に知ること
- やりたいことに好きなようにお金を使うこと
- 自由な時間、自由な働き方
- 10年先のことを考えるヒントを見つける
技術者としての生き方
技術者、エンジニアとしての10年後の目標、生き方は人それぞれに決めるものですが、例えば、
- 大企業で経営幹部になる
- 中小企業で会社を支える人間になる
- 自分の技術でイノベーションを起こして起業する
- 好きなことをやって稼ぐ
1、2については、今の会社でトップを走り続けて、会社に認められるために働く道なので、今のまま頑張っていただくことになります。
3、4について、ぜひ目指したいけど、今のままでは難しいと感じている人がいれば、ぜひ、上図のようなキャリアアッププランを考え、以下の私の提案を読み続けてみてください。
外の世界を知り、ビジネス力を身に付ける
起業するかしないか、というよりも自分の力で将来を切り開いていくには、現在の会社のことだけでなく、その外の世界を知り、ビジネス力、つまり「自分でお金を稼ぐ」ということを学ばなければなりません。
多くのサラリーマンが陥るのは、自分が生涯会社に守られていて、会社がなくなると何もできない自分に気づかないことです。
終身雇用で、十分な退職金があって、悠々自適の老後を迎えられた時代はそれで良かったのですが、今、人生100年時代と言われ、終身雇用も崩れてきて、退職金や年金も当てにならない時代では、自分で生きて行く方法を身に付けなければ、あっという間に「負け組」に陥落してしまいます。
今の企業では、社員が独立するためのノウハウは教えてくれません。
自分で勉強すればいいんですが、本を読んだり勉強するって、結構大変!!
外の世界を知り、自分で生きて行く道を見つける近道は、私の経験で2つ。
- キャリアアップを含む転職を何度かする
- フリーランスで仕事を始める
実は、私自身は1の方法で5回にわたる転職でキャリアアップをして、その後、フリーランス・コンサルタントとして独立し、現在に至っているのですが、転職でのキャリアアップは幸運も必要で、業種や業界を変え、地位を上げながら複数回の転職をするのは日本ではなかなか難しいように思います。また転職行為そのものがネガティブに捉えられてしまう傾向もあります。
だから、、、
起業よりも低いリスクで、転職よりも確実に自分で考えて行動する世界、つまりフリーランスに飛び込むのです。
10年後の目標を立てることが大事
技術者として、今が充実していてもいなくても、10年後、あるいは20年後に自分がどうありたいかという目標を持つことはとても大事なことです。
「幸せでありたい。」そう願うのであれば、その幸せの形を自分ではっきりと想定することで、幸せになる確率を大幅に上げることができます。
まずは、ゴールを決めて、そこに到達するためのキャリアパスを描いていきましょう。
フリーランス・エンジニアとして独立する
目標がしっかりしていれば、フリーランスであれ転職であれ、そこからの学びを早くモノにすることができるはずです。
単にサラリーマンからフリーランスに転身して、あわよくば大幅な収入アップを目指してやろうだけでは、学びのスピードも上がらず、何か予定外のことが起きるとすぐに挫折してしまうことになります。
自分の技術、自分の能力で生きて行く道をしっかりと掴むという目標を持っていれば、どんな予想外なことにも立ち向かっていけます。
キャリアアップ中に学ぶべき最も重要なことは、
自分の技術や能力が、どれくらい他者に役立つものかを把握することです。
これが、あなたのキラー・コンテンツになり、高い値段で他者が買ってくれるようになるのです。
私自身は、一つのキラー・コンテンツで独立しましたが、独立後3年間でこんなことも役に立つんだという発見を5つ以上はすることができ、その分、商売道具(コンテンツ)を増やし売り上げを上げることに成功しています。
振り返ると、これらのコンテンツは、私のキャリアアップ期間に育まれたものがほとんどでした。
皆さんも勇気をもってチャレンジしてください!!
フリーランス・エンジニアのメリット
フリーランスとは、会社に属さずに個人で事業をすること、つまり個人事業主になるということです。
個人事業主は、いわば経営者の仲間入りをするということで、自分の責任で自分のやりたいことをやり、その結果、成果をあげればあげただけ、それを享受できるということです。
そして、フリーランス・エンジニアとは、複数の企業から技術に関する仕事の依頼を受け、案件ごとに契約をして成果に対する報酬を得る技術者のことを言います。
フリーランス・エンジニアのメリットは、簡単にまとめると以下のようになります。
メリット
- 自分で稼いだ分はすべて自分のもの
- 経費が使える(節税が出来る)
- いつでもどこでも働ける(時間や場所が自由)
- 自分の意思で何でも決められる
- 副業で始めることも出来る
その他の効果
- 営業、経理、マーケティングなどを自然に習得
- 成功することで人脈、信用を勝ち取る
- 独立に必要な心の強さを得られる
もちろん、デメリットもあります。心配事もたくさんあるでしょう。
しかし、自分の技術、自分の能力で生きて行く道、すなわちキラー・コンテンツなしに、技術者としての成功は絶対にありません。
働き方改革が叫ばれる中、企業も副業を解禁し始めています。
企業に籍を置きながら、リスクを抑えて始める道もあります。
大事なことは、将来のゴールをどこに設定するかだと思います。
フリーランス・エンジニアに向かない人
多くの人にチャレンジして欲しいのですが、フリーランス向いてない人も中にはいます。
性格的なこと、経験として足りないものがあることなどもありますが、一番だめなのは、小さな失敗にクヨクヨしてしまう人です。
気持ちが後ろ向きになってしまったら、どんなに周りが支援してくれてもうまくいきません。
そこだけは、念を押して自問自答してみましょう。
あとは、自分の力で世の中に貢献したい、とか、家族を幸せにしたいとか、強い想いを持ち続けられる自信さえあえば、必ず成りたい自分になれると思います。
フリーランスを支援するエージェント
フリーランス、つまり個人事業を始めるには、たくさんの不安があるかもしれません。
仕事は取れるのか、収入はどうなる?経理のこととか全くわからない、、、などなど。
でも、今はフリーランスを支援する様々なエージェントが存在し、フリーランス・エンジニアをサポートしてくれます。
支援の内容としては以下のようになります。
- 企業からの仕事を受注して紹介してくれる。
- 企業との契約(単価、期間など)を交渉してくれる。
- 請求業務などを代行してくれる。
弊社で提携している2社のエージェントを紹介します。
ひとつ目は、PE-BANKという老舗のエージェントです。
PE-BANKのサービス
- 営業代行
- 事務代行
- 教育サポート
- 確定申告サポート
- 福利厚生
その他、営業担当が一貫して個人を支援してくれるところ、人的交流なども後押ししてくれます。
提供会社 : 株式会社PE-BANK
PE-BANKが取り扱う案件は、ソフトウェア、プログラミングだけではなく、ネットワークやインフラの構築、運用業務、アーキテクチャ設計、プロジェクトマネージメントや、コンサル業務など幅広く、自身の業務経験の幅を劇的に広げていくことも可能だと思います。
まずは無料登録をして、実際に話をお聞きになってご自身が納得できたら一歩前に進めていってはいかがでしょう。
BTC AGENT
二つ目は、BTCエージェントです。ここは、本体の(株)ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングというSIコンサルティング会社が、本体の事業を支える一貫としてフリーのエンジニアを活用するビジネスモデルなので、クラウド、ビッグデータ、AI、モビリティを活用するプラットフォームをベースに、顧客企業に対して、新たな製品やサービス、ビジネスモデル構築の支援をするプロジェクトを実行する仕事がメインになると思われます。
本体会社のコンサルタントが、フォローしてくれる体制であるため、単なる案件紹介とは違って育成を含めたフォローが期待できると思います。
BTCのサービス
- 高額、ハイクラス、長期案件の紹介
- 専属コンサルタントによるフォローサービス
提供会社 : (株)ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング
こちらも登録後、面談という過程があるので、まずは登録してみることをお勧めします。
まずは、上記2社のどちらか、あるいは両社で登録をして相談をしてみましょう。
推薦者プロフィール
フリーランス・エンジニアをお勧めする私ですが、遅ればせながら簡単に自己紹介させていただきます。
賀 門 宏 一
技術者のキャリアアップ請負人
フューチャシップ 代表
1957年生まれ、横浜市在住
大手精密機器メーカーで17年間、デジタル複合機の開発に携わり、その後ヘッドハンティングで米系半導体企業に転職。日米の文化の差で顧客の日本企業とトラブル多発で、日本流が世界で通じないという挫折を味わう。
その後、やはり米系のIT企業でマーケティング、EMS企業で開発部門の責任者などを歴任し、多数の日本企業の開発部門と仕事を重ね、技術だけでなく営業、マーケティング、そして経営などの知識を得る。
国内だけでなく海外との人脈も広げることができ、その後、中小設計会社の社長、大企業の開発部門責任者などを務めて、2017年に独立し、以来、フリーランス・コンサルタントとして、日本の製造業の復活に向けた人材育成、組織改革に奔走中。
フューチャーシップの事業内容
- 製造業企業の製品開発プロセス改革支援
- 製造業の開発戦略、経営戦略立案支援
- 開発期間短縮のための組織改革支援
- 技術者の人材育成支援
フリーランスの先輩として、エンジニアの皆様が自立心を強化し、一生使えるコンテンツを獲得することで、皆様自身の明るい未来を開拓するとともに、多くの技術者が日本企業の将来をけん引するような世界になってくれることを願っています。
技術者の方々のお悩み相談もお受けしています。下記、問い合わせフォームにてお知らせください。